市内でインフル注意報 今年度初の学級閉鎖も
今年も県内でインフルエンザの流行が始まった。今シーズンは昨シーズンに比べ、一週間早い注意報の発令だが、ほぼ例年並みとなっている。市内学校でも数校の学級閉鎖があり、市では感染予防と拡大防止を呼びかけている。
神奈川県は17日、インフルエンザの流行発生注意報を発令した。1月7日から13日までのインフルエンザの定点あたりの患者報告数は注意報の指標である「10・0」を超え「13・12」を記録。茅ヶ崎市内でも流行しており、1月15日に鶴嶺小学校と中島中学校、18日に浜之郷小学校、21日には香川小学校と浜須賀中学校での学級閉鎖報告があった。
県内のインフルエンザ患者報告数は13日までで4250人。地区別で定点当たりを見ると、茅ヶ崎は18・55で厚木(21・82)に次いで2番目に高い数値となった。市は感染予防として、手洗い・うがい、マスクの着用などを促しており、発熱やせきなどの症状が出た場合は外出自粛などを呼び掛けている。
鶴嶺小学校は3年生1クラスが1月16日から3日間の学級閉鎖をした。同クラスの体調不良による欠席者数は9人。その内半数以上の5人がインフルエンザと診断されている。その他に中島中学校でも学級閉鎖を5日間行った。同中学校の青木保夫校長は「週末には近隣中学校と部活動等での関わりも考えられるため、土日を含んだ5日間の学級閉鎖の判断をしました」と感染拡大を防ぐ動きをとっている。
昨年末流行した感染性胃腸炎は若干落ち着いてきているが、依然として注意が必要と考えられる。インフルエンザと感染性胃腸炎との初期症状の違いは、インフルエンザは38度を超える急な発熱や体の節々の痛みで、感染性胃腸炎は吐き気や下痢。県衛生研究所では「例年通りのAH3(香港)型の流行だが、体調が優れない時はすぐに医療機関へ」と話した。【1月21日起稿】
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