市内南部エリアで3月10日(日)に「2012年度津波対策避難訓練」が実施される。今回この催しに併せ、「シェイクアウト」と呼ばれる地震の揺れから身を守る行動の訓練が全市民を対象に行われる。
シェイクアウトとは地震発生時、瞬時に行う「ドロップ」(姿勢を低く)、「カバー」(テーブルなどで身を守る)、「ホールド・オン」(揺れが収まるまで掴まって待つ)行動の一斉訓練。2008年にアメリカで提唱され、東日本大震災後の日本でも「いっせい防災訓練」と意訳され、広がりを見せている行動だ。
市内でシェイクアウトの啓蒙普及に努めているのが「地震津波防災警報スイッチオン!プロジェクト」の内野義生さん(50)=香川在住。「昨年9月に名古屋で行われた訓練のことを知り皆が出来る行動だと感じて茅ヶ崎でも広めたいと思ったのがきっかけです」と内野さん。早速自身が住むマンションで訓練を実施し、その有効性を実感。行政に呼びかけて今回初めての導入となった。
当日は午前9時30分にМ8・3、震度6強の地震発生を想定し訓練が実施される。シェイクアウトは市内全域が対象で、防災行政用無線から訓練開始の旨が放送されて1分間の一斉行動となる。市では参加者1万人を目指し、呼びかけを行っている。その後は駅から南エリアでの避難訓練が行われる。
内野さんは「普段から3つの行動をイメージすることが大事です。そしてシェイクアウトの考えを広めて欲しい」と話している。
シェイクアウト、津波対策避難訓練への問い合わせは市防災対策課【電話】0467・82・1111へ。
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