地元規格外米で商品開発 市内事業者らが取り組む
茅ヶ崎市内の飲食店や食品を扱う事業者が現在、地元茅ヶ崎産の規格外米(精米時に砕けたり、大きさなどの関係で一般の流通にのらなかったもの)を利用した新メニューや新商品の開発に取り組んでいる。
市内の米生産農家では、これまで規格外米は主に肥料と混合して農作物などに使用するか廃棄処分していたという。そこで茅ヶ崎市では、今年から産業連携啓発事業の一環として「規格外米を食品として使用し、地産地消に繋げられないか」と企画を立案。市内事業者に持ちかけたところ3月11日現在で、19事業者から応募があった。(3月19日(火)締切)。
現在、市は玄米や白米などのサンプル米を希望のあった店舗に配布し、事業者らは新商品の開発に向けた試作を行っている。市内幸町の「加納食堂」(加納利春代表)はグループ3店舗が参加。姉妹店の「真プル」(東海岸南)ではリゾットのライスコロッケや米粉パンなど趣向を凝らしたメニューを開発中だ。
真保元成店長は「イタリアンでは米が主役になる料理が少ないので難しいですが、米の大小を生かしたメニューを作りたい」と意気込んでいる。また市担当課は「今回が初の試みとなりますが、来年以降も続けていけるような取り組みにしていけたら」と話していた。
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