市が規格外米の活用を目指し、飲食店へ新メニューの開発を呼びかけていた取り組みで、市内18店舗が試験販売を始めている。
市内幸町の「大衆酒蔵升源(ますげん)」(高嶋毅代表取締役)は参加店舗の中で最多となる5品目を考案。来店客にメニューを提供している。今回の取り組みについて高嶋代表は「せっかく作ったお米が廃棄処分されている実情はもったいないと思いました。限られた時間でしたが焼き鳥屋でもここまで美味しく出来るよ、という厨房の力も感じて頂きたかった」と参加の経緯を話す。
規格外米は細かい分、普通に炊くと粘りが出しずらい、麺にすると餅っぽさが出るなど、同店では試作を繰り返す中で素材の課題や特徴を見極めたという。候補の中から完成したのが「玄米せんべいのまご茶漬け」や「揚米麺」(やんべいめん)、「自家製おしんこの玄米チャーハン」など。他の飲食店もパスタやリゾットにパン、中にはシャーベットなど、趣向を凝らしたメニューを考案、提供している。各店とも材料が無くなり次第終了する限定メニューだ。
高嶋代表は「季節の催しになれば飲食店が盛り上がって、農家に貢献も出来る。機会があればまた参加したいです」と話している。規格外米提供店舗などの問い合わせは市産業振興課【電話】0467・82・1111へ。
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