一昨年6月に茅ヶ崎で開催された「東日本大震災Chigasaki復興支援チャリティーイベント」。この催しで呼びかけ、桜苗木の里親募集で集まった桜の木が、このほど宮城県南三陸町に届けられ植樹された。
同チャリティーイベントは震災の影響で中止となった2011年湘南祭の実行委員会が中心となり、中央公園で開催されたもの。震災当時、現地へのボランティア活動などに参加した委員会メンバーが、茅ヶ崎と縁の深い南三陸町の復興を願い、様々な取り組みを企画して実施。支援物資の受け付けや漁船の贈呈などに加え、企画されたのが「桜の里親募集」だ。
苗木の植樹を現地の造園業者に依頼することで雇用の創出を図り、将来的には桜の名所に生まれ変わった南三陸町に観光客が訪れることを期待しての中長期的な取り組みだ。一口8千円の呼びかけに対し、最終的には144人から100万円以上の協賛が集まった。
4月5日にはチャリティーイベントの実行委員長だった小川裕暉さんが南三陸を訪問し、144本の桜の苗木に取り付ける烏帽子岩の形をしたプレートを届けた。
植樹されている桜の品種は「陽光」と「エドヒガン(江戸彼岸)」の2種。苗木は南三陸町内の平成の森敷地内に植樹されており、当日は小川さんと南三陸町内で造園業を営む「千葉造園」がプレートを取り付けた。「茅ヶ崎の想いが詰まった桜を植樹することが出来ました。桜の木のオーナーもそうでない人もぜひ南三陸にあるこの桜たちを観に来て下さい」と小川さんは話している。
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