市内東海岸北の小川道場(小川直也道場長)が5月5日、神奈川県代表として初出場した「第33回全国少年柔道大会」団体戦で優勝を果たした。県代表による全国大会での栄冠は2006年の道場開設以来、初の快挙だ。
県予選と講道館(東京都文京区)で行われた全国大会に挑んだメンバーは平野友萌(ゆめ)さん(先鋒・小5)、関野恵太郎くん(次鋒・小5)、小川剛生(ごうき)くん(中堅・小6)、猪熊友海(ゆかい)くん(副将・小6)、佐藤涼火(りょうか)くん(大将・小6)の5人。
神奈川の予選には過去5年に4度の全国優勝を誇る強豪、朝飛道場(横浜市)も出場。小川道場チームは全国でも屈指の強豪を決勝で破って念願の全国大会切符を手にした。
「朝飛道場に勝ったということが大きなきっかけになりました」と小川道場長が振り返るように、全国大会を前にした合宿でも中学生に勝つなど自信を深めて全国大会を迎えた5人。
5人が緊張して臨んだという初戦も4勝を挙げるなど、予選を勝ち抜いた勢いを保ちながら大会を勝ち進んでいった。決して体格が優れている5人ではなかったが、決勝までの全25戦で落とした試合は一つと、負け数が少なかったのもその快進撃を物語っている。
決勝の相手は土浦市体育協会柔道部(茨城県)。大将戦を前に2勝1敗1分、「ここで負けたら代表戦になって、チームとしては不利な状況になっていた」(小川道場長)という緊迫した状況も大将戦の開始早々に佐藤君が見事な体落としを決めて1本勝ちを決めて初出場初優勝を果たした。
「幼年から柔道を始めて無理せず順調に育った選手たちなので、ちょうどこの子たちが道場1期生。保護者や道場を支援して頂いた方々のおかげで理想とする練習を積み上げて来られました」と小川道場長。
子どもたちと約束した「優勝したら旅行」を実行したのち、次の目標となる9月の全国大会「マルちゃん杯少年柔道大会」に向けて稽古が再開される。
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