茅ヶ崎史語る絵、保存へ 園児父親らが修繕
浜竹幼稚園に通う園児の父親と、私設園「虹の丘」に通う園児の父親ら「おやじの会」が7月20日、浜竹幼稚園で故・三橋卯之助さんの描いた絵の修繕を行った。
三橋卯之助さんは、1915年(大正4年)に南湖に生まれ、関東大震災や戦争を体験。これらの体験を模造紙に描き、1975年(昭和50年)からは、市内の小学校で茅ヶ崎の歴史について語る特別授業を行ってきた。三橋さんの描いてきた絵は約400枚といわれている。おやじの会では、三橋さんの描いた絵256枚を預かり、修繕を実施。
この日の参加者は、約20人。修復は、破れた絵を裏側から障子用ののりで紙を貼り、強度を強くするという方法で行われた。
絵は描かれた内容ごとに「海」「人物」「浜降祭」「史跡」「南湖院」「地震」「戦争」などに分けて整理し、保存するという。
虹の丘おやじの会は、「今後は、絵を活用していくことも考えています。展示会などもできれば」と話していた。
10月に茅ヶ崎市役所分庁舎6階コミュニティホールで開催される「なぎさシンポジウム」では、三橋さんの息子に話を聞けるイベントを予定しており、会場には今回修繕を行った三橋さんの描いた絵も数点展示される予定。
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21日午後から交通規制4月19日 |
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