子どもたちは「見て」と獲った魚を見せ合っていた
このほど茅ヶ崎漁港荷捌き所で、市内在住の親子８組が漁業体験を行った。
これは農業や漁業に対する理解を深めるために茅ヶ崎市が今年５月から始めた「親子で体験！農業・漁業体験プロジェクト」の１つ。農業委員や漁業協同組合の指導・協力の下で事前に募集した市内親子が主に農漁業を体験している。第３回目となった今回は、市内で漁業を営む音羽丸（橋本義信船長・60）の刺網漁の水揚げを行った。
茅ヶ崎沖に仕掛けた刺網を早朝に橋本船長が揚げ、その網にかかった魚を参加親子が獲り上げた。網から魚を外す際に、同船長は「魚は口が網に引っ掛かり、その後魚体がぐるぐる巻きに掛かる」と刺網漁の原理を丁寧に説明していた。参加した子どもたちは「こんなの獲れた」「楽しい」等大きな声が上がり、親たちは「食べるだけではなく、こんな流れで食卓に魚が上がるのかと理解できた。今後はスーパーで見る目が変わると思う」と感想を語っていた。
当日は８組25人が参加し、カマスやイシモチ、シタビラメ、マゴチなどが獲れた。
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