茅ヶ崎市東部から藤沢市西部に及ぶ辻堂駅南口地域の活性化を図る「辻堂LOVERS(ラバーズ)」が、ガイドマップを作成する。これには、飲食店や地元で活躍する人々の掲載も予定されている。
茅ヶ崎市東部の住民らが多く利用するJR辻堂駅。「辻堂LOVERS」は同駅周辺地域が2市にまたがる特徴を最大限に活かそうと活動している。代表の藤田大輔さん(38)=赤松町在住=をはじめ、メンバーである企画営業の中島裕和さん(38)、デザイナーの綿引真悟さん(28)他7人全員は本業を持つ。各々が得意分野を担い「この地域が直面している市境問題の弊害を乗り越えたい」と一丸となり、多忙な日々の合間に会議を重ねている。
「両市にまたがる地域のために」と真っ先に考えたのが今回作成する地図。同駅南口を中心とした飲食店約40店舗の他に、同地域出身アーティストの活躍ぶり等も併載された紙面を計画中だ。「メンバーの若さと人脈を活かして、地域密着の内容にしたいです」と藤田代表。
広がった同志の輪
結成のきっかけは、2013年年頭に代表が店主を務める市内浜竹の居酒屋を情報誌に掲載したこと。行政区分では茅ヶ崎市に所属する店だが、近接する藤沢市からの来客も多く、内容の打ち合わせを行う過程で市境という概念への疑問に直面。そこから同じ考えをもつ者の輪が一週間毎に広がっていったという。地域を盛り上げようと同団体を4月に立ち上げ、「2013年度神奈川県地域商業ブランド確立総合支援事業」に応募し、6月に採用通知を受け取った。
両市役所にも配布
紙面は11月下旬に1万5千部を発行する予定。同地域での手配り以外に、両市管轄の公共施設(茅ヶ崎市内では最大38カ所を予定)や金融機関等での配布も計画されている。「(両市にまたがるので)茅ヶ崎でも藤沢でも、自分のお気に入り店を見つけてほしい」と代表は話している。
今後は、インターネット動画の配信やラジオ番組出演、紙面の継続発行などを意欲的に進めていくという。
同団体についての問い合わせ・詳細は、同事務局【電話】0467・26・3306へ。
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