茅ヶ崎警察署管内 新たな手口で被害が急増 振り込め詐欺件数
茅ヶ崎警察署管内の11月7日現在までの今年の振り込め詐欺被害件数が22件に上り、昨年の同時期と比べ、17件増加した。また神奈川県下でも同日現在で1011件となり、昨年と比べ575件増加している。同署では引き続き、住民に対して注意を呼び掛けていく。
昨年までは茅ヶ崎警察署管内は減少傾向にあった。しかし今年に入ると被害が急増。11月7日現在で、被害額は約6800万円に上る(昨年は1060万円)。なかには一度の被害額が600万円に上るものもあった。また県下でもその額は約31億6000万円(昨年は約11億円)となっており、増え続ける悪質な魔の手に警察署は頭を抱えている状況だ。
増加した主な要因として、犯行の手口が振り込みではなく手口型(手渡し)に変化したことをあげる。
「最近は息子、孫を装った人物が電話で『カバンを忘れた』などと理由を付け、指示をして金融機関から高額な現金を引き出させてそのまま現金を手渡してしまうというケースが非常に多い」と同署。これにより警察署と連携して対策をとる金融機関でも、防ぎ切れない部分が出てしまうという。「被害に遭われた方は『まさか自分が』という方が大多数を占めています。怪しい電話がかかってきたら一人で抱え込まず、身近な人や警察署にまずは相談してほしい」と同署は話している。
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