茅ヶ崎ラスカで2月8日(土)に行われるコンサートでクラリネットを演奏する 大庭 めぐみさん 鶴が台出身 32歳
決定的な出会い大切に
○…「思い出深い茅ヶ崎ラスカでの演奏は本当に嬉しいです」。同店で初出演前の心境をキラキラの笑顔で話す。「このコンサートは憧れでした。念願叶っての出演なので、幅広い方に聴いてほしいです」。母と共にバイト経験のある同店での演奏に心がときめく。
○…「兄と自転車で市内を走り周りました。西久保の田園や殿山公園も大好き」。市内を走るタクシー運転手の父とラスカで働く母の下に誕生。長谷川楽器店鶴が台教室に4歳から通い、主にエレクトーンを鶴が台小6年まで続けた。同中入学後は吹奏楽部に専念するも、希望楽器の担当になれず、第二志望のクラリネットとなった。「でも夏の大会で頑張れば1年生でも出場可能なパートだと分かったので、必死に練習しました」。一度決心するとブレないと話すその瞳から、芯の通った意志が伝わる。
○…「本当にいいのか」と担任に念を押された茅ケ崎高校志望の決定的瞬間は、同高吹奏楽部の指導を行う伊藤寛隆さんとの出会いだった。「部活で高校を選ぶことに迷いがなくなりました」。中学同様、高校でも吹奏楽部コンサートマスターとして活躍。高3の時に伊藤さんに声をかけられた。「希望の幼稚園教諭ではなく、奏者として生きる道もある」。日フィルクラリネット首席奏者でもある伊藤さんからの言葉は何よりも自信となった。プロを目指し、洗足学園音楽大学へ進学。同大学院卒業後、フリーのクラリネット奏者となった。数学教師である夫と出会った同付属校や音楽との出会いの場だった地元長谷川楽器店の講師という一面もあり、現在も新居の高津区から市内に通う。
○…「小中学校の同窓生4人組は今でも仲良し。温泉もよく行きます」と女子会も楽しむ若奥さんだ。各地へ赴く演奏会ライフで趣味となった旅行。「どの場所も楽しい」と話すが、新婚旅行先のイタリアが一番の思い出であることは、表情が物語っていた。
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