2月16日(日)に行われる「梅まつり」を主催する海岸地区地域づくり運営委員会委員長を務める 藤田 博さん 東海岸北在住 85歳
住み良い街を後世に
○…「梅の花を楽しんで、春の訪れを感じてもらえたら」。2月16日(日)に松籟庵で行われる「梅まつり」を主催する運営委員会の委員長。「今回で30回目となります。まつり自体が定着し、当初より来場者が増えてきて嬉しい」。自身は地区の手伝いなどで第1回目から携わり「茅ヶ崎の行事の一つとして、もっと定着させていきたい」と意気込む。
○…東海岸三丁目自治会長、海岸地区の13自治会で構成される海岸地区自治会連合会長をはじめ、茅ヶ崎・寒川犯罪ゼロ推進会議会長などを務める。地域活動のきっかけは「定年退職後に人から頼まれて民生委員や自治会役員に就いたことです。頼まれると断れない性格でね」と苦笑い。それでも「若い頃、大阪から茅ヶ崎に引っ越した時に感じたように、後世に『茅ヶ崎はいいところだな』と思ってもらえる街づくりをしたい」と意志は強い。
○…大阪府に4人兄弟の末っ子として生まれる。相撲に夢中だったという小学生時代を経て、電気技師を目指し勉強に励み、海軍幹部候補生に立候補。しかし時は1945年、終戦を迎え、縁あって綿花を輸入しメーカーに売る仕事に就いた。その手腕を買われ上京し、若くして東京の事業所を任されて以来、40年間仕事一筋だったという。「根っからの負けず嫌いでね。売上目標は絶対に達成していたよ」。そのため家庭をおろそかにしてしまったというが、長年連れ添った妻は現在80歳。「お互いに長生きできて嬉しい」。健康長寿の秘訣は「人生を深く考えずに、シンプルに生きていくことかな」ときっぱり。
○…仕事をしていた時から50年続いているゴルフの腕前は現在も健在。「自治会で年に2回大会を開いていて、楽しみのひとつ。ゴルフができることが、健康のバロメーターだね」。今後も「健康が続く限り、この地域を安全・安心で住みやすいところにできるよう、地域貢献を続けていきたい」と笑顔を見せた。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>