(株)オーテックジャパン宮崎泉さん 企画車がなでしこ認定 今どきの若者を表現
日産自動車の関連会社である株式会社オーテックジャパン(本社・茅ヶ崎市萩園)のSV商品企画・マーケティング部の宮崎泉さん(28)が企画を手掛けた日産ノート「ライダー」が、このほど県の事業「神奈川なでしこブランド(KNB)」の認定商品に選ばれた。
同事業は、県が企業や団体から女性が開発に貢献した商品を募集し、女性の貢献度が高く、良質な商品を「ブランド」として認定する事業。認定された商品を県が広くPRすることで女性の力をわかりやすく示して、活躍を促進していくことが目的だ。
今回がはじめての認定で、様々な企業のモノやサービスなど44件が選ばれた。
今回認定商品に選ばれたノート「ライダー」は、同社の主力の一つで、ギラギラした自己主張の強いシリーズだった。しかし宮崎さんは同シリーズのコンセプトが「購買層の求めているものと違うのでは」と疑問を感じていた。
主力シリーズながら販売台数が伸び悩んでいた同車の巻き返しには若者世代のユーザーを増やす必要があったことから、販売員や「ライダー」ユーザー、社内の若手など多方面から意見を集約。年齢や男女比など分析したデータを積み上げ、出した答えは「今どきの自己主張」だった。
これまでとは違う若い世代にアピールするため「目立ちすぎない、しかし人とは違う、自分の心地よさ」という現代の若者の特性を提案。固定観念を打ち破る宮崎さんのアイデアに上司である内西徹部長は「これまでのライダーの常識とは違ったので『本当にこれで大丈夫なのか』疑問だった。ただ彼女の分析力や熱意に動かされました」と宮崎さんの行動力を評価した。
認定を受け宮崎さんは「一から企画したのは今回が初めてなので認められてうれしい。福祉に興味があるので、いずれは福祉車両に関わる仕事に就きたい」と話していた。
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