2016年4月開館予定の「(仮称)茅ヶ崎ゆかりの人物館」の建物工事が、早ければ今月末頃から着工することが分かった。
茅ヶ崎市ゆかりの人物や作品紹介などを展開し、郷土文化の理解や愛着を深める拠点として設置される同館。開高健記念館北側(東海岸南6の8930の2ほか4筆)の約1600平方メートルに、既存建物2棟を改修及び建て替え整備が始まることが決定した。これは2014年第1回茅ヶ崎市議会定例会(3月議会)の補正予算で可決されたもの。
既存2棟は1966年築の昭和家屋と1924年築の大正家屋。特に後者は老朽化が激しく、2013年夏実施の学生同伴の現地調査でも、底抜けや天井落下の危険を感じる状況だった。
前者は柱など基礎を残した改修に留め、後者は全面建て替えが行われる。既存外観と大きな隔たりがない木造作りが構想されている。
3月中に入札が行われ、早ければ同月末には着工、12月の完成を目指すという。その後2015年1月の試行オープンで利用者アンケートを実施し、展示内容などを集約。2016年4月に正式な開館を予定している。
同館設置に関する意見交換会は地元高校生や大学生、地域住民など幅広い立場の人々で数回行われ、内容や意義などの検討を繰り返し行ってきた経緯がある。担当の市文化生涯学習課は「茅ヶ崎の豊かな文化資源を背景に、同館を通して生涯学習活動がより盛んとなり、地元愛着を高める場となれば」と話している。
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