茅ヶ崎市立の中学校で2014年度から、部活動を理由にした指定中学以外の進学が可能になっている。今回はスポーツに限定した試験導入で希望者はいなかったが、今後は文科系の部活動に関しても検討を進めていく。
これまで市立中学校への就学に関して、指定された学校以外への進学は、転居や増改築に伴う一時的なもののほか、病気やいじめ、不登校といった理由で受理されてきた。今回は指定校変更の教育的な配慮を広げることが目的で試験的に導入された。
部活動を理由にした指定校の変更は県内では平塚市などで既に実施されている取り組み。茅ヶ崎市では以前から女子ソフトボールやバレーボールといった、部活動の有無が中学によって分かれているスポーツを行う児童の保護者などからの要望があり、今回の導入に踏み切った。
市内中学校ではソフトボール部(有8校・無5校)や剣道部(有7校・無6校)、男子バレー部(有2校・無11校)など9スポーツが今回の対象となっている。進学する中学に該当する部活動が無い場合に今回の指定中学の変更が可能となる。ただし入学前に希望する部活動のスポーツを1年以上継続していることや、該当中学の教室数に余裕があることなどいくつかの条件をクリアする必要がある。
市では昨年12月中旬、約2100人の新中学1年生に通知を出したが、1月末の締め切りまでに変更を希望する児童はいなかったという。市教育委員会は「問い合わせは頂いたが今回は希望者がいなかった。今後は文化部も含め指定校変更について検討を続けていきたい」と話している。
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