茅ヶ崎市が募集した原動機付自転車用ご当地ナンバープレートで最優秀賞に輝いた 南八重(みなみやえ)智子(ともこ)さん 共恵在住 59歳
明るく前向きに人生謳歌
○…あっという言う間に受賞作は生まれた。「ずっと見てきた風景なので、数時間で描けました。それがこのような評価を頂けて嬉しいです」と喜色満面。その風景とは、自転車にサーフボード、広い海に屹立するえぼし岩。それらが可愛らしいイラストで描かれた原付ナンバープレートは、10月から市内のあちこちで見られる予定だ。
○…実は、自転車用のプレートも手がけている。そのプレートの一つには、KEEP LEFTという文言とともにALOHAの文字が。「ハワイが好きなんです。茅ヶ崎と同じで、人々がとても大らかで思いやりがある。そんな気持ちが安全運転には大切だと思うんです」。原付プレートでも、茅ヶ崎のゆったりとした情景を描くことで、ゆとりある運転の願いを込めた。
○…3歳で越してきて以来の茅ヶ崎人。育児雑誌を中心にイラストレーターとして活躍していた20代、そして結婚後も、この地を離れることはなかった。こよなく愛する地元のために、市民団体に参加し、駅周辺の花壇で花植え・維持管理も行っている。「日本一暮らしやすく、みんなが住みたいと思える街になってほしい。そのためのお手伝いをしていきたいですね」。
○…夫と愛犬と暮らす現在を「第3ステージ」と表現する。身を粉にして働いた第1ステージ、結婚後テニスに打ち込んだ第2ステージ。そして第3ステージである今は、パソコン、社交ダンス、プール、ステンドグラスに市民団体と実にアクティブに活動する。「何事もポジティブに捉えて楽しむことが信条です。怪我でテニスを断念したときは辛かったけど、それがあってこのような賞もいただけたんですから」。明るく、どこまでも前向きな人柄が、様々な出会いを生み、新たな活動につながってきた。「これからどんな人と会えて、どんなことができるかしら」。まだ見ぬ未来が楽しみで仕方がないというように、屈託なく笑った。
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