茅ヶ崎市立図書館(湯澤さいみ館長)が(株)ジェイコム湘南(J:COM)と協定を締結し2015年1月から図書資料の配送サービスの実証実験を始める。
これは高齢者や身体障害者、また病気やケガなどの理由から一人で図書館に来館できず、かつ代理の家族もいない人のためのサービスで、配送はJ:COMのアフターサポートスタッフが担当する。
同サービスは、図書館が身体障害者などに向けた新たなサービスを模索している中、今年の春頃J:COMから図書館に対し「何か役に立てることはないか」との申し出があり実現した。
市は2014・2015年度に20人ほどのモニターを募集して試験的にサービスを実施。さまざまな検証を行い16年4月から本格実施を行う考え。モニター募集は10月1日からすでに始まっており、11月30日まで電話で受け付ける。
利用者の認定は、来館が困難な理由の確認やサービスの説明を行うため、同館職員が自宅へ訪問し聞き取り確認を行った上で決定する。配送地域は茅ヶ崎市内の利用者の自宅で、高齢者施設などは除く。サービスを利用する場合、借りたい図書資料を図書館に電話や郵送、WEBで注文する。金曜日にJ:COM担当者が配送し最大10冊、2週間借りることができる。また個人情報保護に配慮し利用者の住所はすべて暗号化。本の中身も分からないようにするという。湯澤館長は「本を楽しみたくても来館できない人を救いたい」と話す。2015年度中にモニターから聞き込み調査を行い、2016年1月から本サービスの利用者を募集し同4月から本サービスを開始する予定。問い合わせは茅ヶ崎市立図書館【電話】0467・87・1001へ。
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