小川道場=市内東海岸北=OBの小川雄勢選手(18)が「2014世界ジュニア柔道選手権大会」の全日本選手団に選出された。9月に開催された全日本ジュニア優勝の勢いそのままに、自身初の世界大会に出場する。
世界大会出場の報は在籍する修徳高校柔道部顧問からだった。「予感はしていたものの、突然の電話で驚いた」と当時の心境を話す雄勢選手。9月に開催された「全日本ジュニア柔道体重別選手権大会」で優勝したことが、日本代表に選出される大きな決め手となった。
フロリダで10月22日(水)から開催される世界ジュニア。日本選手団100kg超級の代表としては「一つひとつの試合を大事にし、出るからには優勝したい。同時に、世界の舞台を楽しみたいです」と落ち着いた表情で意気込みを話す。
これまでも輝かしい成績を収めてきた雄勢選手だが、全日本ジュニア直前のインターハイでは本人の満足する結果が出せず「自分の悪いところが全部出てしまった」と振り返る。そんな時、「休養を取るのも重要だ」とアドバイスしたのが父であり、小川道場を主宰する小川直也さん(46)。父の言葉もあり約10日間、柔道と一切関わらない時間を過ごし、一カ月後に臨んだのが全日本ジュニア。インターハイよりもレベルが高いと言われるこの大会で復調し、優勝して見せた。
直也さんは「まだまだ未完成なところもあるが、この年代の成長は計り知れないものがある」と指導者目線で語る。自身の経験を惜しみなく伝える父の存在は、雄勢選手にとって大きいものだ。
夢のオリンピック出場に向け、未完の大器はさらなる進化を追い求めている。
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