日本には過疎と呼ばれる地域が約60000あるといわれている。その中で65歳以上の人口率が50%を超える、限界集落とされる地域は約7800にも及んでいるという。
そんな現状を何とかしようと、街の便利屋さんがNPO法人を立ち上げた。その名はNPO法人エボシ。この茅ヶ崎で便利屋エボシ(東海岸北・【電話】0467・57・5416)を営み18年目を迎えた久保尚之さんが一人で始めたものだ。
地方を救う虹の戦士
このNPOの目的は地方で便利屋を営むためのノウハウを教え、その地に移り住み溶け込むことで地方を元気にすることだという。久保さんはそれを「虹の戦士プロジェクト」と名付けている。「便利屋という仕事は都会では飽和状態といえるのです。この仕事は困っている人を手助けするもの。若い人がいない、お年寄りだけで暮らしていかなければならない、そんな地方にこそ、この便利屋が必要だと考えたのです」と、久保さんはNPO立ち上げのきっかけを話す。
久保さんによると、50世帯ある地域であれば買物や修繕などで営業を続けていけるのだという。また、耕作放棄地などで農業を行ったり、ネットビジネスでの起業などでより安定した生活基盤も得られるのではないかと話す。
ふれあいまつりに出展
地方の行政との連携はもちろん、約1カ月をかけて仕事を教える研修場所の確保など、課題はいくつもあるという。
久保さんはこの活動を多くの人に知ってもらうため、11月3日(月・祝)に中央公園で行われる市民ふれあいまつりにブースも出展する。地方を元気にする虹の戦士の育成。人と人とのふれあいを大切にしてきた久保さんの活動は始まったばかりだ。
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