神奈川県議会議員 岩本一夫の 見聞検分(けんぶんけんぶん)㊲ www.iwamoto-kazuo.biz目と耳でしっかり確かめてから、考える。
命を救うFM放送、茅ヶ崎で実証開始
東北大地震から4年も経っていないが、被災者の最悪の状況が忘れ去られようとしている。同様の、あるいはそれ以上の大地震が茅ヶ崎を襲う可能性への恐怖も、昨日の事のように考える人が多くなっている。災害は忘れた頃にやってくるのであって、忘れずに対処していれば、被害を小さくすることも出来るのだが…。
さて震災に襲われた時、いち早く避難方法や災害の状況を知る事が生命を守る上で一番大事だという事を過去の災害が教えている。東北ではどの町も災害FM局を立ち上げ、情報の共有を計った。私はもう30年も前から「地域FM局」の必要性を訴えている。そして現在、茅ヶ崎市が全面的な支援を約束し、新たな電波取得も可能となったが「茅ヶ崎FM局」設立に身を投じようという篤志家は現れてくれない。その訳は「放送番組の制作はお金が掛かる」という迷信があるからだ。ならばと平塚にあるFM湘南ナパサで「茅ヶ崎ラジオ局」を開始した。毎週土曜日19時から20時半まで、ナパサの電波に乗った茅ヶ崎の番組である。この通称「チガラジ」の機材費は約9万円。制作は全てボランティアなので人件費は0。掛かるのは月額1万円程の編集費とスタッフの弁当代程である。
FM放送の制作にはお金が掛からないという実証番組「チガラジ」を、是非一度お聴き願いたい。大手のFM局に負けるとも劣らない内容と自負している。驚く事に制作協力者は1カ月間で45名を越えた。さすがに茅ヶ崎、人があったかい。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>