茅ヶ崎市は、社会実験として車内アンケートに答えるだけで年末年始の期間中何度でもコミュニティバス「えぼし号」を無料で利用できるキャンペーンを実施する。期間は12月27日(土)から1月3日(土)まで。全路線が対象。
市はコミバス利用者増を目的に、全路線で初めて無料キャンペーンを実施する。
年末年始に利用者数が減ることから、キャンペーンを行うことでコミバスをより身近に感じてもらうとともに、家族連れなど幅広い世代の市民に利用してもらうことが狙い。
キャンペーンは誰でも利用でき、車内で利用状況に関する簡単なアンケートに答えるだけで期間中何度でも全路線(通常大人150円または200円)が無料になる。
「えぼし号」は路線バスがカバーできない交通空白・不便地区を解消し、高齢者や車いすでの利用者の移動を支援する手段として2002年5月に「中海岸・南湖ルート」で運行を開始。2006年3月には「北部循環市立病院線」が、2007年3月に中海岸・南湖ルートを市立病院に延伸し「中海岸南湖循環市立病院線」に名称を変更した。同年12月には「鶴嶺循環市立病院線」と「東部循環市立病院線」の運行を開始。現在4路線が整備されている。
また同バスには乗継制度があり、市立病院を拠点に、追加運賃不要で乗り継ぎができるのも特長だ。
バス利用者は年々増加しており2013年度は延べ41万人が利用している。しかし路線によって利用者数に差があるため、市ではキャンペーンの実施でより多くの市民に周知し、利用者をさらに増やしたい考えだ。
市担当課は「まずはコミバスの存在を知ってもらいたい。利用したことが無い人の利用にもつながれば」と期待を寄せていた。
またキャンペーンの対象外だが、コミバスとは別に茅ヶ崎市内には「予約型乗合バス」(運賃片道1人100円)が2013年から運行を開始している。バスは市内小出地区内(行谷・芹沢・堤・下寺尾)を運行。事前に利用者登録が必要で、利用者が事前に場所や時間を指定すると、乗り合いによってそれぞれの目的地に移動することができる。予約があった場合のみ運行するため効率的な運行ができ、徐々に利用者も増えているという。
コミバスの詳しいルート、時刻表は市ホームページ【URL】http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/で。問い合わせは市都市政策課【電話】0467・82・1111へ。
茅ヶ崎版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>