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茅ヶ崎版 公開:2015年1月1日 エリアトップへ

住む人に新たな価値観を 若者による共同住宅運営

文化

公開:2015年1月1日

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東海岸南の新ハウスも多くが自分たちの手づくり
東海岸南の新ハウスも多くが自分たちの手づくり

 茅ヶ崎市芹沢出身の小林嶺司さん(25)が代表取締役を務めるベンチャー企業、(株)IPPOME(本社・鎌倉市笛田)が茅ヶ崎市内に2棟目となるシェアハウスをオープンさせた。

 2012年、渋谷区でITの会社を興した小林さんが都会での働き方に疑問を感じ、地元で働く場を求めて鎌倉へオフィスを移転。新たな可能性のヒントを探していた際に「個人商店が多く、人の繋がりもある鎌倉で、働く場と住む場のことを考えて、浮かんだアイデアがシェアハウスの運営だったんです」。

 しかし発想が、物件ありきだった訳では無く「物件探しに本当に苦労しました。これは良いなと見かけた家の持ち主に掛け合っても相手にしてくれないことがほとんどでした」と当時の苦労話を笑う。知り合いのつてで初めて確保した築50年、10年以上空家の木造家屋をほぼ一人で3カ月かけて人が住める状態にした。最小限のコストで完成した「1192笛田ハウス」は、若者の発想と感覚に共感したこともあり、オープンと共に満室に。その後、鎌倉で4棟を運営し、先ごろ茅ヶ崎でも2棟目のシェアハウスをオープンさせた。

 「家の綺麗さではなく、同世代からの刺激によって新しい価値観が得られる後押しが出来れば」。IPPOMEのシェアハウスに住む人は看護師やヨガインストラクター、自営業、教師など様々。「空き家の全く新しい活用の形と、そこで暮らす人の新たな可能性の『一歩目』が生まれる場所になって欲しい」。新たなビジネスモデルを湘南から発信していく若手企業家の挑戦はこれからも続く。

IPPOME代表の小林嶺司さん
IPPOME代表の小林嶺司さん

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