エアロビクスの全日本ジュニアサーキット部門で大会史上最高点で優勝した 山村 菜海さん 赤羽根在住 15歳
将来の夢は舞台女優
○…第15回キッド・ジュニア選抜全国大会に出場し、4部門全てで入賞。個人戦サーキット部門では大会史上最高点を叩き出し、大会MVPにも輝いた。「ずっとライバルに負け続けていて悔しかった。実はこの大会で引退も考えていたんです。だから10年やってきたことを全てぶつけたかった。演技終了後はそれができたと感じられて満足です」と偉業を成し遂げた大会を振り返る。
○…現在住んでいる赤羽根では両親と兄の4人で暮らす。年頃によくある反抗期はなく、家族が大好き。少し前には家族そろって大阪、徳島、香川へ旅行し、中でもUSJの楽しさは深い思い出になった。「また行きたい。でも、周りの友達の話を聞くと、ちょっとは反抗するくらいなのが普通かもと心配になってしまう」。首を傾け真剣に悩む姿に、純心な一面を見る。2つ違いの兄とはよく言い合いの喧嘩をするそうだ。「だけど、いつも最後に折れて謝る兄が優しくて好き」とにっこり笑う。
○…エアロビクスに出会ったのは5歳の頃、踊っていた友達の親に誘われたことがきっかけだ。それから10年、市内十間坂の「B.エキサイティング」に通い、1週間のほとんどは練習に参加をしている。レッスンの無い日には友達とテラスモールで買い物をしたり、プリクラを撮ったりとどこにでもいる女の子。しかし頭の片隅にはいつもダンスがある。「たまに休みたいと思うことも。けど体を動かさないとモヤモヤするし、練習はハードでも仲間とうまく踊れた時にはすごい充実感が得られる」
○…日本芸術高等学園への進学を目指すのは叶えたい夢があるから。「将来は劇団四季に入りたい」。大好きな両親もその背中を押してくれたという。「ダンスでは、これからもっと表現力にこだわる演技をし、夢に繋げたい」。純真無垢な若き王者は、未来を見据え、新たな目標に向かって歩き始めている。
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