2月28日(土)に総合体育館で開催される「パパトコイベント」の実行委員長を務めている 西村 誠さん 円蔵在住 42歳
父親目線で、街を活性化
○…「『パパ』と『子』で楽しめるイベントをやってみたくて」。実行委員は、主にサラリーマンやデザイナー、自営業の「パパたち」が務め「各々の仕事が終わってから、夜に居酒屋で会議を開いています」。そこから生まれた企画は、巨大段ボール迷路や、「チガサキシムシティ」と題された街づくりなど。「子育て中の親目線でコミュニティを広げてもらいたくて。ママ友ならぬ『パパ友』を作るブースも設ける予定です」
〇…自然豊かな逗子に生まれ育ち、中学・高校ではテニス部に入部するが途中退部。無趣味な青春時代を過ごしたが、東海大学で建築を学ぶ中、現在の妻と出会い「自分の性格が変わったかな」と笑顔。ゼネコンでの勤務を経て、三物建設(株)代表取締役を務めている。「リフォームなどを主に手掛けているのは、良い物を長く使っていきたいから。どんな難しい注文も叶える建築屋でありたい」
〇…「忙しくても、休みを作るのは当たり前のこと」という。それは6年前に誕生した娘の影響が大きいようで「父親になって初めて、自分が大人になったと実感する日々」。娘と水泳やスケートに出掛け、弁当作りも欠かさず「妻も働いているので『ダブルマザー』の感覚でいます」。「娘の将来の夢は医者だけど、最近は家を直す人にもなりたいって言うんだよね」。そう話す目はどこか嬉しそうだ。
〇…「人が温かい所。よそ者の自分を受け入れてくれた」と、結婚を機に移り住んだ茅ヶ崎で始めたのが市民活動。「中途半端に投げ出していた青春時代を肝に銘じ、何事も継続してやり遂げる」と、NPO法人湘南スタイルで、子育て情報サイト「FuboLaboちがさき」をはじめとした様々な企画・運営に携わる。他にも「茅ヶ崎の文化景観を育む会」「茅ヶ崎映画祭実行委員会」などにも参加。「街を良くしていきたい。また、自分のような活動家を地域に生み出していきたい」と展望を話した。
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