神奈川県議会議員 岩本一夫の 見聞検分(けんぶんけんぶん)㊴ www.iwamoto-kazuo.biz 目と耳でしっかり確かめてから、考える。
消える広域避難場所。命をどう守る?
茅ケ崎市の南部地域は、県内最大のクラスターゾーン(1カ所の火災を放置した場合に燃え広がる可能性の高い建物群)であり、最大予想延焼戸数は1万8900戸で、県内最大だ。※因に県内2番手は横浜市内の6800戸。当市の震災時(震度6〜7)に置ける火災の発生予測では、38箇所から出火、34%の家屋が焼失するという。つまり大火災が発生する訳で、輻射熱や煙から命を守るには、延焼を防ぐ為の広い道路が無いわが町となれば、広域避難場所に頼るしかない。(関東大地震では、被服廠に避難した方3・8万人が焼死された)
さて茅ケ崎ゴルフ場は、その面積およそ20万平方メートル、4万人に近い人々を対象とした広域避難場所に指定されている。この3月末、ゴルフ場が撤退するため、跡地の利用提案を一般公募、10月には利用方法を決めるという。現在は使用料9千万円強だが、今後は2億円程を見込んでいる。売却も視野に入っているようであり、貴重な広域避難場所が消えてしまう可能性が高い。もちろん広域避難場所としての機能だけは、公園化するなどして確保するよう要請しているが、黒岩知事は消極的だ。県財政の赤字を県有地の売却で賄おうという基本姿勢があるからだ。だが公有地売却はその場しのぎの方策でしかない。(全部売り払った後はどうするのか?)事業の精査を積極・迅速且つ抜本的に行っての健全化に、まずは取り組むべきだ。
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