湘南海岸にかつて自生していた砂草の再生などを目指すボランティア活動を行っているNPO法人ゆい(荒井三七雄理事長)が、このほど発表された神奈川県公園協会賞の優秀賞を受賞した。
協会の設立40周年を記念して実施された同賞には地域への貢献度が高く、優れた活動を行う18団体が選出。ゆいは「都市緑化・自然環境保全に関わる活動部門」で最高となる優秀賞5団体の一つに選ばれた。
ゆいが取り組んでいるのは「湘南海岸 砂草の100人里親プロジェクト」。砂浜で育つハマボウフウやハマヒルガオ、コウボウムギといった海浜植物の減少を食い止めようと、自宅などで苗を育てる「里親」を募集し、大きくなった海浜植物を里親らと海岸に移植している。2004年から活動を行い、今では里親は一般家庭から企業、学校など、活動エリアも茅ヶ崎を中心に今年は藤沢市の海岸でも移植活動を予定するなど、広がりを見せている。
2月4日に横浜で行われた協会40周年記念式典の場で表彰を受けた荒井理事長は「行政や里親になって頂いた市民の方々、また企業や学校の皆様まで、様々な協力に感謝しています。半世紀前の浜辺で見ることが出来た植物の景色を蘇らそうという思いで活動を継続していますが、次世代にもこの考えを繋げていきたい」と話していた。
ゆいでは今年も砂草の里親募集を開始している。詳細はパソコンHP【URL】http://www.npoyuhi.jp/へ。
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