茅ヶ崎市議会会派 「湘風クラブ」会派通信 3月定例会で代表質問をしました
3月定例会では、27年度施政方針及び予算編成方針に対して各会派による代表質疑が行われました。湘風クラブは保守系第一会派として210分の時間が割り当てられ、内容について会派内で論議した上で、柾木代表が質疑を行いました。
Q…平成27年度に茅ヶ崎市版の総合戦略を策定して新型交付金の実施を待つことになっているが、失敗しているまちもかなり多い。予算型の特産品開発には多くの自治体が取り組んでいるが、販路の確保や営業的な思考の面で民間に通用せず、後退している例も少なくない。幸い、当市には大きなチャンスがさまざまな分野で存在しているので、それらを総合的に考え、特色のある戦略を立てて発信していくことが重要。補助金をどう執行するかということではなく、柔軟な発想で「こんなまちになったらいいな」「こういったことができたらいいな」などの形から入り、「だからこの補助金を使うんだ」という物の考え方をしていくべきでは。
A…特産品については、物をつくることが目的ではなく「何のためにこれをやるのか」ということをしっかり捉えていくことが基本。道の駅について庁内や国・県の担当者と意見交換しながら、平成31年7月を開設の目標に設定して進めているが、つくることだけに専念するのではなく、そこでどういうサービスを提供するか、どんなものが望まれているのかを考え、オープンの際には、誰からも受け入れられるものを提供できる体制にすべきという提案もいただいている。仕事の取り組み方について、行政が少し幅を広げた柔軟な考えを持つことが大切と考えている。
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少子高齢化の先にある人口減少期を見据え、行政運営に経営的要素を付加させ、広報戦略を定め、シティセールスを展開すべしとした観点から27年度諸施策に対し質疑を行いました。
Q…市の幹部職員数が不足し、各部署からの人的要求に対応できない状況。打開策として採用基準や業務の見直し等の検討を。
A…中途採用を含め新規採用数を増加しており、嘱託職員・再任用等によるルーチンワーク軽減も行っている。今後は本来職員が行うべき仕事ができる様に、外郭団体等に事業系業務を移管する事で対応したい。
Q…ハワイ州ホノルル市郡との姉妹都市締結後の事業展開について、12月議会で「スピード感を重視する」との答弁があったが、明確な方針が見られない。
A…交流事業を円滑に推進するため、昨年12月にホノルル市郡姉妹都市交流事業連絡調整会議を設置した。事業間の連携や実施時期などについて協議しており、予算を伴うものについては、今回の予算案に反映させている。今後は同会議が中心となり、交流の幅を広げ、定着するよう、具体的な事業を盛り込んだ計画を策定していきたい。
Q…12月議会で、都市経営にとって不可欠な広報戦略が定められていないという指摘に対し「速やかに対応する」と答弁されたが、予算にも市政方針にも反映されていない。
A…市の全職員が広報マンとして情報発信を行っていくために、現状や課題を整理した新たな広報活動のあり方に関する基準の策定作業を進めている。新たな基準に基づき市の魅力を内外に効果的に発信することで、地域活性化や市のブランド力向上につながるよう、戦略的に情報発信を進めていきたい。
Q…柳島スポーツ公園、しおさい広場、道の駅、キャンプ場は、将来の茅ヶ崎をデザインすると同時に、マネジメント的に見て、シティセールスの戦力になり得る大きなチャンスなのでは。
A…4施設が連携することでスポーツ、レクリエーション機能に地域振興や観光振興の機能が加わり、より大きな相乗効果が期待できる。より広いマーケットを意識した中で、シティセールスの重要なツールとして活用していきたい。
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予算においては、道の駅設置及び道の駅担当課長の設置・ホノルル市姉妹都市担当課長設置・認定保育園の補助金増額・小児医療費小学3年生までの拡大・不育症対策・ホノルル給食の実施・市営球場のソフトボール防球ネット設置・ロボットスーツ着用トレーニング補助金・南口駐輪場安全対策・駅南口街路灯整備など多数の予算要望が盛り込まれました。
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