市内各商店街の街路灯に、発光ダイオード(LED)照明を導入する動きが進んでいる。昨年までに6商店会で改修が完了しており、今年中の改修を進めている4商店会では、5月中旬から順次工事が始まった。
市内の街路灯には「商店会管理の街路灯」「防犯灯」「道路照明灯」の3種類がある。この内商店会が管理しているものは、一部市の補助もあるが、原則維持費用から電気料金まで商店会が負担している。市内に商店会は26あり、このうち街路灯を所有しているのは23商店会。管理している街路灯(アーケード含む)は全体で618基(2014年度現在)。
各商店会は、電気料金の値上げや街路灯自体の老朽化を受け、市の「茅ヶ崎市商店街共同施設設置事業補助金」制度を活用しLED化を進めてきた。また2013年からは国の「商店街まちづくり事業(補助金)」も整備され、2つの補助金を合わせることで、商店会の負担は設置費用全体の6分の1に軽減された。
これまで2011年に海岸通り商盛会、2012年に鶴が台中央商店会、2013年に東海岸商店会、2014年には茅ヶ崎銀座商興会、博進会、香川商興会の計6商店会がLED化を完了。今年は、市と国の補助を受け、サザン通り商店街、茅ヶ崎元町商店会、南駅前商店会、ラチエン通り商店会の4商店会が改修を進めている。その1つのラチエン通り商店会によると「従来の蛍光灯や水銀灯に比べると、LED照明は二酸化炭素排出量が約6割、消費電力は約6割、電気料金は約5割の削減が期待できる」という。またサザン通り商店街は「街路灯のLED化で100ワットのとても明るい商店街になりました。夜の街歩きも快適だと思います」とコメントを寄せている。市担当課の産業振興課は「普段何気なく歩いている道を照らす街路灯は、商店会が管理しているものも多く、市民の安心安全な生活を支えています」と話している。
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