文教大学管理栄養学科の秋吉美穂子ゼミ(3年生13人・4年生15人)が、茅ヶ崎の名産を描いた「食育かるた〜茅ヶ崎ver.〜」を5月27日に完成させた。6月13日(土)に茅ヶ崎市役所で開催の「食育フェスタ」で使用される。
秋吉ゼミでは昨年4月、「幅広い世代に食育への関心を高める方法」を議題に挙げた。当時3年生だった崔(さい)春香さんは「かるたなら誰でも楽しく遊びながら学べて、さらにゼミの一人ひとりが作成に携わることができる」と提案。全員が賛同し、食品名や食行動を読み札に盛り込んだ「食育かるた」を制作して、昨年10月の学園祭でかるた大会を開催した。その際秋吉ゼミは、会場でかるたを見た茅ヶ崎市職員から今年6月13日に開催を控えていた「食育フェスタ」への協力を求められ、快諾。茅ヶ崎の内容を盛り込んだ「食育かるた」の新訂版となる茅ヶ崎バージョンの作成を決めた。
読んで聞いて、見て学ぶ
新たに制作した茅ヶ崎オリジナルの札は全11枚。読み札には「えぼし麻呂/大好物は/しらす丼」「おいしくて/飲みすぎ注意/湘南ビール」「ちがさき牛/ブランド飼料が/決め手だよ」などがあり、絵札にはえぼし岩などのイラストが手描きされている。昨年制作したかるたの「あ行」から「ら行」までの全ての行に、必ず新作の茅ヶ崎札を1枚は入れることを第一に考えたという。ゼミ長の唐原麻実さん(4年)は「メンバーに茅ヶ崎出身が1人だけだったので、最初はとても不安でした。内容の心配な部分を市の職員にチェックしてもらいました」と話す。ただ茅ヶ崎名産を使えば良いというものではなく、読んで食育を知ってもらうことが大前提のため、特に読み札に苦労したという。「候補には浜降祭もありましたが、食育と絡めるのが難しくて」と唐原さん。秋吉准教授は「制作は全て生徒自身で行いました。老若男女が楽しめ、食育に関心を引かせることを優先に考えていました」と話した。
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