今年3月に国指定史跡に指定された「下寺尾官衙(かんが)遺跡群」の現地見学会が、8月22日(土)に開かれる。
現在8月31日(月)までの期間で、古代における相模国高座郡(たかくらぐん)の郡庁跡を探る発掘調査が進んでいる遺跡群の中心部分・県立茅ケ崎北陵高校旧校地。今回の調査の目的は下寺尾官衙遺跡群の保存・活用を図るための整備に必要な資料の収集。
現地見学会は22日の午前10時30分から11時30分までと、午後1時から2時までの2回。参加無料(事前申込制)。
当日は、茅ヶ崎市社会教育課職員が現地解説を行う。内容は【1】2002年に行われたグラウンド部分の調査で発見された郡庁跡の西側部分の確認状況【2】古代以外の時代を含めた遺構・遺物の確認状況【3】校舎跡地における遺構の残存状況など。
駐車場の用意がないため、同課では公共交通機関の利用を呼び掛けている。申し込み締切は8月20日(木)。申し込み・問い合わせは茅ヶ崎市社会教育課【電話】0467・82・1111へ。
夏休み利用し北陵高生徒に公開
この現地見学会を前に、茅ケ崎北陵高校生徒向けの見学会が、7月21日から24日まで開かれた。夏休み中の講習や部活で同校を訪れた生徒の他、教員も参加。昨年度まで同校の教員を務め、現在県職員として埋蔵文化財に携わる長谷川厚さんから直接説明を受けた。生徒からは「発掘された石器に触れることができて身近に感じた」「毎日通う学校の近くに遺跡があることが分かり、興味を持った」といった感想が聞かれた。
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