茅ヶ崎なぎなた協会(佐藤光会長)が、発足30年目を迎えた。現在は小学1年生から75歳まで幅広い年齢層の男女が所属し、茅ヶ崎市総合体育館で週1回の熱心な稽古を続けている。
発足は1986年7月。市立体育館で発足式を兼ねた初のなぎなた大会を開き協会の設立を市民に印象付けた。初代会長は市議会議員を務めた故・根岸忠蔵氏。現会長の佐藤氏は4代目。
当時の湘南地区には鎌倉を除いて、なぎなた協会がなかった。神奈川県なぎなた連盟の山本操会長(当時)が「湘南の地で日本の伝統武道を広めたい」と各地域を巡り、賛同者を集めて平塚、茅ヶ崎、二宮の順で発足させたという。発足時の会員数は約30人。このころの会員には「女学校時代に習ったことがある」という経験者も少なくなかった。
細く、長く
メンバーの高齢化に伴い一時会員数が激減したこともあったが、体験教室の開催など地道な活動が実を結び、徐々に若い世代の入会も増えてきた。退会した会員が親となり、子どもを連れて訪れることもあるという。この30年で会員が県大会や県の代表としてねんりんピックにも出場している。事務局を務める山田選子さん(1988年入会)は「なぎなたは年齢に応じた取り組みができる懐の深い武道。なぎなたが大好きで、仲間と一緒に会を盛り上げていこうという、みんなの気持ちがこの30年間を支えてきたのだと思う。これからも細く、長く活動していきたい」と思いを語った。
9月26日(土)に茅ヶ崎市総合体育館で「第30回茅ヶ崎なぎなた大会」を開催する。「試合や演技を披露します。多くの方に見に来て頂ければ」と山田さん。また10月には県大会とシニア大会の出場も控えている。
次世代へ継承
同協会では7月から8月にかけて全4回の体験教室を開催、11人が参加した。
子ども2人が参加した監物織さん(市内共恵在住)は「礼儀作法も教わり、良い経験になったと思います」と話し、穂香さん(茅ヶ崎小3年)と佑馬君(同1年)は「体さばきがかっこいい」「面が打てて楽しかった」と感想を話した。問い合わせは山田さん【電話】0467・38・8535へ。
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