茅ヶ崎市が市内柳島向河原地区を候補地に整備を検討している「道の駅」について、意見を求める「道の駅整備推進有識者会議」の第2回が8月28日に市役所分庁舎で行われた。
出席者は市内の関係団体からなる同会議委員、国土交通省や県土整備局、市職員ら約40人。一般社団法人関東地域づくり協会地域づくり研究所客員研究員の中島威夫氏ら3人のアドバイザーも参加した。
「大コンセプト必要」
会議では、市から計画のコンセプトや必要と思われる機能を示した「道の駅整備のたたき台(案)」が提出された。
たたき台(案)では6つの基本方針として、【1】茅ヶ崎のブランド力を活かした観光振興と地域創生、【2】圏央道を活かし神奈川県の玄関口として地域の魅力を発信、【3】防災機能の完備、【4】地元利用者が集う賑わいの場、【5】周辺施設との連携、【6】持続可能な仕組みの構築が示された。また想定される施設として観光情報などを発信する総合窓口や地域の特産品などを扱う物販販売所、清潔で利便性の高いトイレなどが提案された。
出席者からは「浜降祭の展示など茅ヶ崎を知ってもらうスペースを作っては」「ホノルルとの姉妹都市協定を活かし、ハワイアンなイメージを加えては」などの案や「24時間営業なので渋滞や暴走族などの対策が必要」といった意見が交わされ、中島氏は「茅ヶ崎の、ではなく『湘南の』道の駅として観光客の目的地になるくらい気持ちで、大きなコンセプトを決める必要がある」とアドバイスした。
道の駅のオープンは2019年7月予定。市では今後、有識者会議で出た意見などを参考に基本計画の素案を作成し、パブリックコメントや市民説明会などで市民の意見を集約していく予定。担当の市産業振興課は「皆様の意見を頂きながらメリット・デメリットについて検討し、計画を練っていきたい」と話している。
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