矢畑の書道教室「一美書道会」で９月１日、イタリア人グループが書道体験を行った＝写真。
この日教室を訪れたのは、同教室の小川對山夫妻がイタリアのトリノで双個展を開催した際に見学に訪れたグループ。古武道など日本の文化に関心が高く、小川夫妻をイタリアに招いて書のデモンストレーションや食事をともにするなど親交を深めてきた。
これまで２度の来日で鎌倉や江の島観光を楽しんできたが、３回目の来日を前に「書道を学びたい」との要望が出たことから、今回の体験会が企画された。
この日は、参加者が干支や「愛」「志」などのさまざまな漢字の中から気に入った文字を選び、手本を見ながら筆を進めた。
漢字の意味を聞いたり、自分の生まれた年が日本のどの干支にあてはまるかを熱心に質問するなど真剣に取り組む姿が多く見られ、小川さんが「力強い字ですね」とほめると参加者が「ありがとうございます」と日本語で答えるなどほほえましい場面もあった。
一行は書道体験のあと東海岸北の茶室「松籟庵」にも立ち寄り、実際にお茶を点てる茶道体験も行うなど日本文化を堪能して帰路に着いた。
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