プロボディボーダーの鈴木彩加さん(20)=茅ヶ崎市美住町在住=が、12月上旬にチリのイキケで行われる「ISA世界ボディボード選手権大会」に日本代表として出場する。
世界20ヵ国以上の代表が集うこの大会への意気込みを「今年は良い流れで戦えているので、金メダルを取りたいです」と話す。鈴木さんは日本年間ランキング2位の実力や、10月上旬にポルトガルのナザレで行われたワールドツアー最終戦で優勝を果たしたことで代表7人の一人に抜擢。特に「ナザレ」では、悲願のワールドツアー初優勝となったこともあり喜びも一入だった。この大会前日には風邪をひいてしまったが、それを押して出場。「余計なことを考えずに競技に取り組めたのが結果に繋がったと思う。何より応援して下さる方々が、優勝を喜んでくれたのが嬉しい」と振り返る。ワールドランキングも5位となり、世界に通用することを証明した。
幼い頃に母の影響を受けてボディボードに出会い「自然と一体になって楽しめる」という魅力にのめり込み、中学3年の時に日本史上最年少でプロ転向。高校在学中は「両立が大変だった」というが「一歩一歩着実にステップアップしてきました」。卒業後はハヤシスポーツクラブ(若松町)に勤務し、トレーニング指導や補助を行いながら、自身も肉体とメンタルを鍛えている。
国内外の海で技に磨きをかけるだけでなく、子どもたちにボディボードを指導するボランティア活動も行っている鈴木さん。今後は「年間ワールドチャンピオンになりボディボードの魅力を広めていきたい」と夢を抱き、世界の波に乗る。
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