○…横浜・川崎を除く県内65地区のロータリークラブ(RC)が所属する国際ロータリー第2780地区を統括するガバナーを7月から務める。10月に茅ヶ崎と大磯で会員が一堂に会する地区大会を催し、大成功を収めた。「茅ヶ崎の文化とエネルギーを感じてもらえたと思う。地元RC以外にも多くの人が協力してくれたおかげで出席者に感動を与えることができた」と関係者への感謝を滲ませる。
○…まずは一段落と思いきや「まだ任期は始まったばかり」と気を緩めない。就任以降、方針説明のために全クラブを順に回り例会に出席している。各クラブで収集した半期の反省をもとに、1月から次年度に向けた動きを始めるという。RCの創始者ポール・ハリスについてわかりやすくまとめた冊子を作り会員に配布、自作の「ロータリー標語」を例会の場で披露するなどロータリー精神の普及に積極的。今年度もポリオ撲滅など様々な社会奉仕活動に力を注ぐ。「活動に永続性をもたせるためには、若い会員が生き生きと動ける一方で、ベテラン会員にとっても居心地が良いクラブであることが必要」と調和の大切さを挙げた。
○…1989年の入会以来、例会の100%出席を目標に掲げ実践している。「良い先輩に恵まれ、付いていこうと思った。『真剣・真面目さがあれば才能を超越できる』と学んだのもRC」。茅ヶ崎RCでは2003―04年の会長を務めた。印象的な出来事は、留学を支援した若者がホームステイ先で目標を見出し弁護士や歯科医になったこと。「人の人生を良い方向に変える手伝いができた。それだけ人に深く関われたということが嬉しい。若い人には早くから志をもってほしい」
○…創業120年の家業・日本精麦(株)の会長。商工会議所の会頭など地域団体の要職を歴任し、現在は観光協会の会長を務める。座右の銘は「笑門来福」と「勝って上向かず、負けて下向かず」。「人生は負けの時期のほうが多く、その時にいかに過ごすかが大切。とくにリーダーは嘘でもいいから上を向き、笑顔でいられる心持ちを備えておくことが必要。また何事も楽しんで行動すると身になることが多い」と持論を語った。
○…「ロータリー・家庭・仕事・社会の全てが対等に大切」。とくに家庭を支える奥さんに感謝する。「落ち着いたらまた旅行に連れて行きたい」と目を細める。多忙を極めるが、趣味の油絵で旅先の風景を描くのがリフレッシュタイム。無心でカンバスに向かうひと時と、完成した作品を額に入れて眺めるのが「最良の時間」だ。「壁から世界につながる自分だけの扉になる」と詩的に喜びを表現した。
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