11月半ばから始まった茅ヶ崎市内のシクラメンの出荷が、12月上旬にピークを迎えている。
市内では3軒の花卉農家がシクラメンを栽培し、約1万6500鉢を出荷している。石坂園(浜之郷412)では、約2800平方メートルの敷地に約8500鉢を育ている。代表的な品種はピンク色の「シューベルト」や赤色の「シュトラウス」、ローズ色の「バッハ」、白地に赤色の縁取りの「ビクトリア」など。約30種を栽培している同園には、品種「ピアス」に様々な色を交配し改良を重ねた濃いピンク地に白色の花弁をもつオリジナル品種「サザンルージュ」がある。また、シクラメンでは色味が出にくいと言われているオレンジ色に近づけた色彩をもつ2色咲きの「リップス」を多く揃えている。サイズは4号鉢(直径12cm)・5号鉢(直径15cm)・6号鉢(直径18cm)のほか小さなガーデンシクラメンがある。同園のシクラメンは、寒川町の「わいわい市」や東京都大田区の市場に出荷しているほか、園内では直売を行っている。全国へ宅配発送も受けており、年によっては北海道から広島まで送ることがあるという。
同園の石坂隆治さん(32)は「今年は11月が暖かく管理が大変でした。咲き具合は少し早い気がしますが、出荷は順調です」と話す。冬を彩る花であるシクラメンは、主に室内で観賞用に置かれる場合が多く、温かみのある色が年々人気になってきているという。「花には個体差があり、例え単色であっても同じ色彩や形をもつものはありません。八重咲き、波型の花弁など多くの品種を実際に見て、選ぶこと自体も楽しいと思います」と石坂さん。
この他、市内では横山花園(中島1308)と奥津花園(中島1304)でも栽培している。
読者プレゼント
石坂園提供のシクラメンを読者10人にプレゼント。希望者は官製はがきに住所・氏名・年齢・性別・日中連絡のつく電話番号、今週のタウンニュースの感想、今後掲載してほしい内容を明記の上、〒253―0085茅ヶ崎市矢畑265の1登象ビル2階(株)タウンニュース社茅ヶ崎支社「シクラメン」係まで郵送を。12月11日(金)必着。応募多数の場合は抽選。※当社まで取りに来られる人に限定。個人情報は当選連絡のみに使用。
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