15周年を迎えた合唱グループ「やまびこ歌の会」で指導している 大関 直美さん 茅ヶ崎在住 46歳
合唱指導で笑顔と活力を
○…会のテーマは「年齢を重ねても『楽しく素敵に生き生きと』」。市内外の60代から90代の女性約90人が所属し、今年節目を迎えた「やまびこ歌の会」で発足時から指揮・指導を務めている。「自分には”無駄な”熱さがある」と言うように、月2回の練習では伴奏を担当する姉とともに、底抜けに明るくパワフルに指導。「それにつられるように会員の皆さんは口を大きく開けて笑い、歌声を響かせています」。それでも当初は「20歳程年上の方に教えるのは恐縮しましたが、今では指導を通して私自身が元気をもらっています」と話す。
○…市内に生まれ、5歳からピアノを習い児童合唱団にも所属。「明日は明日の風が吹く」がモットーの大らかな性格の母の影響を受けポジティブに育ち、柳島小5年の時に担任教諭の勧めでクラスの音楽指導を任された。「この時の経験が今に繋がっているのかな」。合唱部に所属した北鎌倉女子高校時代を経て桐朋学園大学に進学し声楽を専攻。そして今日までの約20年間、市内の各小学校などで音楽講師を務めている。
○…両親、夫、中学3年生の娘と暮らし、21歳の息子は海外留学中。中学3年間ソフトボール部に所属した娘の試合観戦が大好きで「高校でもソフトを続けるというから楽しみ」と笑顔。「私は音楽一本で来てしまったから、子どもたちには、好きなことを本人が納得するまで色々経験してほしくて」と成長を見守っている。
○…現在は、3月26日(土)に茅ヶ崎市民文化会館大ホールで開催する「やまびこ歌の会15周年記念発表会」(午後1時30分開演、入場無料)に向け練習の真っ只中。合唱のピアノ伴奏を務める姉とは時にぶつかり合うこともあるが「姉妹だからこそ本気で言い合える。ここ一番の時には息がぴったり合うんです」。発表会に向けては「会のメンバーも観に来て頂く方にも、とにかくみんなが楽しい時間を過ごして明日の活力にしてもらえたら」と意気込む。
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