おかゆで学ぶ食と防災 梅田小で出張授業
茅ヶ崎市立梅田小学校(竹内清校長)で2月10日、市職員とNPO法人湘南スタイル(藁品孝久理事長)のメンバーが講師となり同校6年生を対象に「地産地消」や「防災」に関する出張授業を行った。
市はこのほど防災や食について考えてもらうことを目的に、災害時の食料として市が備蓄しているおかゆのレトルトパックのうち、市内の全小中学生分の1万9700食を配布した。
おかゆは同法人が地産地消や水田保全、災害備蓄を目的に、市と協働で推進している茅ヶ崎産米を使い2009年から作っているもので、配布は今回が初めて。
出張授業は同校の6年生が、地産地消や食品について学んでいた家庭科の授業の一環として「実際に食べて学ぶことが大切」との考えから実現。6年生163人は災害時に備えて家庭で備蓄する食糧や飲料水について事前に学習し出張授業に臨んだ。
体育館を避難所に見立てて行われたこの日の授業。米の作り方や地産地消、田んぼに川の増水を防ぐ機能があることなどについて学習した後、おかゆを試食。生徒の一人は「災害時に食べるなら美味しいと思う」と感想を話した。また竹内校長は「食や防災について家族で話し合うきっかけになれば」と語り、市担当課では「予算の都合もあるができれば続けていきたい」と話した。おかゆに関する問い合わせは同法人【電話】0467・86・9200へ。
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