神奈川県交通安全対策協議会(会長は黒岩祐治知事)は、2015年中に自転車交通事故の多発した地域として、7市12区1町1村を指定した。茅ヶ崎市は前年(2014年)より交通事故件数は減ったものの、12年連続の指定となった。
多発地域の指定は自転車交通事故の減少を目的に、2004年から毎年行われているもの。発生した交通事故に占める自転車事故の割合(構成率)が県平均より3ポイント以上高いか、自転車事故による死者数が2人以上の地域が対象となる。指定された地域は、交通安全対策が重点的に行われることになる。
茅ヶ崎市内では、15年中に534件の交通事故が発生。このうち自転車事故は160件で構成率は約30%、県平均の21・8%を8・2ポイント上回った。自転車事故による死者は出ていない。事故の発生件数こそ前年を下回ったものの、依然として県内で多い水準にあることがわかった。
「自転車は車両」
茅ケ崎署では「一時不停止や信号無視などの違反、事故にならないまでも危険な運転が多く見られる。今後も街頭での監視強化や交通安全教室などを通じて注意を呼びかけていきたい。また自転車は事故を起こした場合に通報の義務がある『車両』であることを意識して、交通ルールやマナーを守って走行してもらえれば」と話している。なお2016年3月末までに市内で発生した交通事故は133件(前年104件)、自転車事故17件(同7件)と前年に比べ増加傾向にある。
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