本や新聞、雑誌などを読むことができない視覚障害者のために、その情報を録音して届ける活動を行っている「音声訳ボランティア」。茅ヶ崎市では茅ヶ崎録音奉仕会(毛利紀子会長)が39年間、その役を担っている。
音声化の対象となるのは、月2回発行されている「広報ちがさき」をはじめ、市議会だよりや新聞記事、利用者から希望があった本や雑誌など。選挙の際には選挙公報も録音する。
活動は月3〜4回。初日に記事の選定や担当者分け、原稿作りと下読みを行う。担当者が自宅で録音し、2回の内容チェックを経てマスターテープが完成。CDやテープにダビングして視覚障害者の自宅に発送する。毛利会長は「テープの容量があるので内容は簡潔に、また図や写真も言葉で解説しています」と原稿作りのポイントを語る。
基礎講座で新会員を募集
現在の会員は約60人。主婦や会社勤めの女性、定年を迎えた男性などが活躍している。7年目の川隅多美江さん(副会長・萩園在住)は「自宅での録音は飛行機やセミに悩まされることもありますが、目の不自由な方々のお役に立てればとみんな頑張っています」とやりがいを話す。
茅ヶ崎市社会福祉協議会とボランティア連絡会共催の「ボランティア大学」受講後に、茅ヶ崎録音奉仕会の音声訳ボランティア講座に参加できる。7月12日・19日・26日・8月2日の全4回、農協ビル4階のボランティアルームで午後1時30分から3時30分まで。
受講希望者は毛利会長【電話】0467・85・6310または【メール】noriko-mo@jcom.home.ne.jpへ。
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