熱中症による救急搬送が、茅ヶ崎市内でも7月から増加している。茅ヶ崎市消防本部によれば、今夏5月1日から7月31日時点までの熱中症の発生件数は24件。昨年同時期に比べ3割弱減少し、6割が60歳以上だった。
今夏、全国では約2万5000人が熱中症で救急搬送されている。市内の熱中症は5月に2件、6月に2件と推移し、7月に20件と急増。5月24日に今夏最初の救急搬送があり、7月は20日(5件)、18日(4件)、12日(3件)に発生件数が多かった。
年齢別では全体の6割弱を60歳以上の高齢者が占め、部活動などで激しい運動をする10代も多く見られた。男女別では男性12人、女性12人と同数。屋内、屋外でそれぞれ12件ずつ発生している。傷病程度別では軽傷14件、中等症9件、重症1件で、死者は出ていない。日中に水分を十分に取らずに農作業をしていて帰宅後に飲酒をして両足にけいれんが発症したケースや、屋内の高温環境下でスポーツをしていて後頭部痛を発症したケースなどがあった。
「夏日」以上が5割
茅ヶ崎市内では5月1日から7月31日までの92日間のうち、「夏日」(日中の最高気温が25℃以上)が40日間(5月に7日間、6月に14日間、7月に19日間)あり、「真夏日」(同30℃以上)は7月2日以降に9日間あった。期間中の最高気温は7月18日の33・5℃で「猛暑日」(同35℃以上)まであとわずかだった。
茅ヶ崎市消防本部では「熱中症を予防するには5つの方法(【1】水分をこまめにとる、【2】涼しい服装、【3】日傘・帽子を使う、【4】休憩をとる、【5】扇風機やエアコンを使う)があります。また意識がない、呼びかけに反応しないといった症状がある時は、すぐに119番通報をお願いします」と注意を呼びかけている。
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