リオデジャネイロ五輪にシンクロナイズドスイミング日本代表の一員としてチーム演技に出場し、銅メダルを獲得した小俣夏乃さん(20)=茅ヶ崎市中島出身・在住=が、9月6日に地元の市内中島・柳島で報告を行った。
チーム最年少で五輪初出場を果たした小俣さん。井村雅代コーチのもと緩急をつけた高さとキレのある演技を披露し、シンクロ競技で日本の3大会振りのメダル獲得に貢献した。
この日地元に凱旋した小俣さんは、銅メダルを首から掛けた姿で午前中に市内中島のコミュニティセンター湘南を訪問。南西部の9自治会などで構成される「湘南地区まちぢから協議会」が主催した「リオ五輪報告会」にリラックスした表情で登壇した。立ち見が出るほど詰めかけた市民約120人の前で、同協議会の後藤金蔵会長が「地元にこんな素晴らしい選手がいること、そしてリオの感動を地域の皆さんと共有したいという思いで今日の場を企画した。小俣さん、感動をありがとう」と挨拶、小俣さんは「厳しい練習についていくので精一杯だったが、メダルを手にして苦労が報われたと思った。何より地域の方、家族、友人みんなの支えがあったからこそ」と話した。
その後行われた質疑応答の時間は、地元の同級生の保護者から「夏乃ちゃん」と呼び掛けられたり、「演技中あんなに足をピンと伸ばして攣らないの」という質問に「練習では攣るけれど、本番は集中しているので大丈夫」と笑顔で答えるなど、終始アットホームな雰囲気に。最後に参加者が銅メダルに触れる機会が設けられると、会場には長蛇の列ができた。市民からの「おめでとう」の声に、小俣さんは一人ひとりと握手し「応援ありがとうございます」と応えていた。
また、この日午後には母校の柳島小学校と中島中学校を訪問し、児童・生徒や教員の前でも報告会を行った。
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