8月24日に愛媛県松山市内で開催された「第45回全国消防救助技術大会・水上の部」で、茅ヶ崎市消防本部から出場した3人の隊員が4位の成績を収めた。
全国9地区、733の消防本部から「陸上の部」8種目、「水上の部」8種目に約1000人が参加した同大会。茅ヶ崎市からは水上の部「溺者救助」部門に内山佳明消防士長、末角優輝消防副士長、杉崎恭介消防士が出場。標準所要時間43秒の中、30秒4で出場14チーム中4位の成績を収め、茅ヶ崎市消防本部としては同部門で過去最高位となる好成績を収めた。
溺者救助は、要救助者を含む3人1組で行う訓練。救助者と補助者の2人が協力して浮き輪にロープを結着後、補助者が25メートルプール内へ浮き輪を投下し、救助者が要救助者の位置まで浮き輪を搬送。要救助者を浮き輪につかまらせ補助者がロープを手繰り寄せて救助する訓練で、一連の動作の迅速性や正確性が問われる。
結果を受け内山消防士長は「入賞は周囲のサポートのおかげ。結果に満足せず大会で得た知識や技術を実災害に生かしていきたい」と話した。また石黒将一水難救助小隊長は「『大会には魔物がいる。不安が魔物を呼ぶから不安を自信に変えて大会に挑め』と伝えてきた。隊員たちは期待に応え見事な結果を残してくれた」と健闘を称えた。
同チームは6月に行われた神奈川県大会で4位になり8月の関東大会へ出場。関東大会でも3位に入り全国大会への出場権を獲得した。
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