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本日の新聞折込広告もご覧ください 仏教とクリスマス
記者―今年も残すところ一ケ月少々である。日本では葬儀の場合は仏教が多いように思うが、なぜクリスマスを祝うのか。メモリアルホール「美空」を運営する(株)平和堂典礼の代表と話をした。
代表―いったい、いつ頃からクリスマスを祝うようになったのか。色々と説はありますが、宣教師のフランシスコ・ザビエルが1549年に九州の薩摩に来てからのようですね。約500年前の事です。1549年と言えば戦国時代で薩摩は島津家が鎌倉時代からの守護大名で室町時代と戦国時代は九州で最強と言われていた時代です。
この時代にクリスマス?と思ってしまいますが、意外なのは1568年堺の近くで対陣していた織田信長と松永久秀の両軍のキリシタンの武士が教会にいた宣教師ルイス・フロイスの呼びかけで敵味方の武士があつまりクリスマスが行われたというのです。クリスマス休戦と呼ばれています。
その後1612年に江戸幕府の禁教令でキリスト教は禁止されてしまいますが1873(明治6)年のキリシタン放還令によりクリスマスが解禁になります。翌年にはサンタクロースが登場して、その翌年にはプレゼント交換が行われたそうです。その後日露戦争の勝利を境にクリスマスが一般化していき、映画ホワイトクリスマスやクリスマス商戦などでクリスマスは日本に浸透していくのです。最近のクリスマスは恋人が一緒に過ごす日にもなってきました。
さて、「イブ」と言えばクリスマスイブですが、前夜祭ではありません。ユダヤ暦を継承する教会歴では日没から一日が始まるのです。つまり前夜の日没から25日の日没までがクリスマスになります。ちなみに、お釈迦様の誕生を祝う場合は4月8日です。本来は旧暦で行われるのですが、日本では新暦で行われています。お隣の韓国では現在でも旧暦で「釈迦誕生日」として法定祝日だそうです。クリスマスが法定祝日なので、一宗教を特別扱いしない為というのがすごいですね。
お釈迦様の誕生日は2月8日の説もありますが、江戸っ子の鍛冶職人があぶりすぎてダメにした金物を江戸っ子なまりで「しがつよかった(火が強かった)」「4月8日」という説が面白いですね。ダメになる事を「お釈迦になる」とも言いますしね。
記者―クリスマスは日本の文化のようですね。「美空」では葬儀事前相談を随時受け付けている。心配がある方は是非相談を。
■(株)平和堂典礼
【フリーダイヤル】0120・59・6999
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