市内の子育てサークル「mana」(斉藤美由紀代表=人物風土記で紹介)が県主催の「第10回かながわ子ども・子育て支援奨励賞(個人・団体部門)」に輝いた。同賞は、県内の子ども・子育て支援活動の活性化と県民総ぐるみの取り組みへの機運醸成を図るため、モデルとなる活動を表彰するもの。
「mana」は、市内に住む医療的ケア児や障がい児を持つ親が集うサークル。2012年から災害時の対策や救急法、管理栄養士を講師に招いた勉強会など、様々なかたちで情報交換を行っている。
重症児や医療的ケア児は生活全般に介助が必要だが、個別性が強いため、相談窓口が不透明なことが多く、戸惑いや不安を抱える親は少なくないという。斉藤さんは「楽しみながら日常のことを話せる場であることを大切にしつつ、訪問介護や医療機関との連携をはかっている」と語る。メンバーからは、「やっとゆっくり子どものことを話せる」「自分や子どもの未来が見えて、前向きになれる」などの声が寄せられているという。
同賞審査委員会は「モデルとなる実践的な支援活動で、地域の子どもや子育て家庭に対する貢献度が高いと認められる」と評価した。受賞の知らせに斉藤さんは「当初は軽い気持ちで始めましたが、活動が認められて嬉しい」と笑顔を見せた。
サークル名の「mana」は、ハワイ語で「生命の力・神秘的な力」という意味。発足時10組ほどだった会員数は、現在32組となり広がりをみせている。今後は、12月18日(日)にクリスマス会を行うほか、17年1月にも交流会を開く予定。また、父親の会やきょうだい児の会の企画、新生児集中治療室や市役所へのPRなども視野に入れている。
同サークルについての詳細・問い合わせは、【メール】manachigasaki201206@gmail.comへ。
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