茅ヶ崎市は、自分の意思を伝えることができなくなった時に備えて、介護や医療の希望や財産に関する情報などを記入しておくノート「わたしの覚え書き 〜希望のわだち〜」を製作し、3月1日から希望者に配布を始めた。
いわゆる「エンディングノート」にあたるもので、近隣自治体では横浜市や川崎市の一部の区、厚木市などで配布事例がある。茅ヶ崎市では市議会での提案を受け、2013年から高齢福祉介護課が製作に動き出した。同課で素案を作り、16年度からは地域包括支援センターや成年後見支援センター、民生委員などからなる検討会を立ち上げ、毎月の検討を重ねてこのほど完成に至った。
ノートには本編と別冊があり、本編には記入者の基本情報や家族・親せき・友人の連絡先、治療や介護・葬儀に関する希望などを記載する欄が設けられている。別冊には預貯金や保険、不動産など財産に関わる記載欄があり、本編と別々に保管できる。なおノートに法的な拘束力はない。
市では本編と別冊、記入例の4冊セットを1200セット作成。同課窓口や公共施設、地域包括支援センターなどで配布し、市ホームページからダウンロードもできる。同課は「大切な人のためにも元気なうちに自分の希望をまとめておくことが安心につながる。ネーミングには茅ヶ崎らしさと、高齢者に限らず幅広い世代に前向きに活用してもらいたいという思いを込めた」と話している。
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