エメロードの茅ヶ崎ショッピングセンター内で2月22日、23日の2日間、梅田小学校の6年生2クラスと仲良し級の児童が1年がかりで作った醤油と味噌を地元商店街の店舗が調理。児童自らが販売する催しが行われた。
同校6年生が家庭科の授業で「発酵」を学ぶための一環として行われた同催し。通学区内の銀座商興会と元町商店会の店舗が協力して初めて開催された。
味噌作りは1組、醤油作りは4組と仲良し級が担当。醤油は長野県の「しぼり師」が藤沢産大豆で作った醤油麹を使用し児童が焼き塩と水を混ぜてもろみを仕込んだ。その後、塩が底に沈まないように月に1・2度樽から樽へ移す「天地返し」などの作業を経て今年1月、もろみを「ふね」と呼ばれる用具で絞る昔ながらの製法で40リットル超の醤油が完成。保存料など一切使わない醤油は「梅醤(うめしょう)」と名付けられた。
一方、栄養士の指導の下、麦麹と米麹を1対1の割合で作った味噌は10kg。6kgを給食に使用し、残り4kgが今回料理に使われた。また他の2クラスはヨーグルトやパンで発酵を学んだ。
地域でも子育て
商店街と学校の縁は4年前に遡る。「学校に子育てを任せきりにせず、地域で育て見守る必要がある。そのために何か出来ないか」と開催した販売を体験する「商業体験」が始まりだ。その一環で昨年、地産地消を学ぶため地元食材を使った弁当を商店街の店舗と開発。当時の5年生が6年生になり今回の催しが実現した。会場にはみたらし団子やラーメン、串カツ、豚汁などが並び、来場者とともに試食した児童は「1年かけて作ったからとても美味しい」と笑顔で話していた。
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