県は4月10日、これまで140品目あった地域産業資源に14品目を追加した。茅ヶ崎市からは、湘南ポモロンと湘南タゲリ米が新たに指定された。茅ヶ崎市単独での品目指定は初だという。地域産業資源の対象は、地域の特産として知られる農林水産物や加工品、観光地など。2007年度から国が創設した「中小企業地域資源活用プログラム」に基づいており、指定品目を生かした新事業は、国の認定を受けると補助金や低利融資などの特例や支援を受けられる。
指定は地域からの推薦を元に、認知度や地域独自性などの条件をクリアした中から県が選ぶ。これまでの茅ヶ崎市からの指定は、小田原市などと共同の清酒や、藤沢市などと共同の湘南の生しらすなど。今回の募集は、16年12月から17年1月にかけて行われた。
茅ヶ崎市では、県から募集の呼びかけを受けた産業振興課が窓口となり、以前から共に地域ブランド化事業を推進していた農業水産課に声掛けを行った。産業振興課は「これまで同指定で茅ヶ崎市単独の品が無い事が一つの課題だった。県の呼びかけもあり、特に商品展開などの実績が際立っていた2品の推薦に踏み切った」と振り返る。
今後市は、農林水産物に限らない地域の産業資源の指定を目指すとともに、同資源と補助制度を活用して事業拡大を狙う市内事業者らの募集も呼びかけたいとしている。両課は「地域ブランド化に積極的な市内の生産者や事業者の方たちも多く心強い。今回の指定で茅ヶ崎への注目がさらに集まれば嬉しい。ゆくゆくは、道の駅で茅ヶ崎産ブランド品を展開することが一つの目標」と話した。
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