独立行政法人国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊として、茅ヶ崎市から竹森愛乃(よしの)さん(27)が7月11日から2019年3月21日までの約2年間マレーシアに派遣されることになった。
出発を前に6月21日、竹森さんは服部信明市長を表敬訪問し、派遣の意気込みなどを語った。
神奈川県立茅ケ崎養護学校の教員として5年間勤務している竹森さん。大学時代にフィリピンの孤児院に住み込み、現地の小学校で子どもたちの世話をした経験から「もっと正しい指導・支援がしたい」と思うようになった。
大学卒業後すぐに応募することも考えたが、まず日本の現場で指導を学び、キァリアを重ねたほうが良いと考え、茅ケ崎養護学校の教員として現場で働きながら障害のある子どもたちへの指導法などを学んできた。
今回竹森さんが派遣されるのはマレーシアのクダ州教育局特別支援教育課クアラムダ・ヤン教育事務所。障害児・者を指導する現地教員の支援方法向上のために新しいアイデアの提供や助言を行う。
JICAスタッフによると、現地の教員は障害児教育に関わる専門教育を受けていない人が多く、暴言を吐いたり叩いたりしてしまうことがあるという。竹森さんは「まず文化・宗教観をはじめ、障害者に対する意識などを知りたい。その上でどのような指導が良いのか学んできたい」と意気込みを語った。服部市長は「大きな財産を得て現場に復帰できるようがんばって欲しい」とエールを送った。
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