茅ヶ崎版 掲載号:2017年7月7日号 エリアトップへ

21世紀国際書展 グランプリに大八木さん 「書は自分との戦い」

文化

掲載号:2017年7月7日号

  • LINE
  • hatena
▲筆を走らせる大八木さん◀入賞作品
▲筆を走らせる大八木さん◀入賞作品

 浜竹在住の書家、大八木雅山さん(68)が、第32回21世紀国際書展で最高位のグランプリに選ばれた。

 この公募展は、産経新聞社、21世紀国際書会が主催。書の芸術を通じて、国際交流と新たな書家育成を目指す目的で開催されている。大八木さんが入賞したグランプリを含む特別大賞は、一般の応募部門とは別に、入賞歴など、書歴や実績を持つ審査会員を対象とする部門。

 入賞作は「二×八(にはち)」と呼ばれる、60・6cm×242・4cmサイズ。漢詩選集『唐詩選』から、戦場で刀などの武器を手に、敵に立ち向かう勇敢な様子を描いた一節を選び取った。「母方の親類が刀工『正宗』の末裔ということもあって、自分の刀でもある筆を手にすると、奮い立つ気持ちが沸き起こる。私にとって書は自分との戦い。流れる血がそうさせたのか、共感するところが多く、引き込まれるようにして選んだ」と振り返る。

「さらに精進」

 大八木さんは茅ヶ崎市生まれの茅ヶ崎市育ち。30代半ば、工作機械メーカーに勤めていた時に大病を患い、それまで趣味にしていたスポーツにドクターストップがかかった。「動から静に移行しようと思った時に、祖父が武者絵を得意とする和凧の絵師だったことを思い出した。自分も一緒に筆で字を書くのが好きでしたから」と整えられた口髭をなでながら書を始めたきっかけを振り返る。

 その後、勤めていた会社に書の先生がいたことが縁となり、現在も師事する書家の齋藤香坡氏と巡り合った。「最初から今まで、師匠の字がずっと好き。近付きたいけど近付けない」と師への思いを語る。

 今回の受賞に際し「まさかという気持ち。家族も喜んでくれた。書道は家族や周りの支えがないと続けられない。ありがたいこと」と笑顔を浮かべる。

 大八木さんは現在、師と同じ國藝書道院に所属する書家として、弟子を持ち、自宅などで書道を指導している。書の秘訣は「全体、一文字一文字の形と線。とにかく漢字を理解して書くこと。私自身もまだ修行中の身ですが」とにっこり。「書の道には終わりはなく、次へ、もっと先へ精進し続けないといけない」と、さらなる高みを見据える。

 大八木さんの作品を含む入賞作など約500点が、横浜市民ギャラリー(横浜市西区宮崎町26の1)で7月10日(月)まで展示中。入場無料。午前10時〜午後6時。問い合わせは産経新聞社横浜総局同展事務局【電話】045・681・2900へ。

茅ヶ崎版のトップニュース最新6

「じゃがいもん」北海道で活躍

「じゃがいもん」北海道で活躍 教育

梅中生2人がキャラ制作

1月21日号

有料化控え申請増加

生ごみ処理機購入補助制度

有料化控え申請増加 社会

9カ月で前年比40件増

1月21日号

「松籟庵」が開館30周年

「松籟庵」が開館30周年 文化

茶道文化伝える拠点に

1月14日号

救急は905件増

2021年出動状況

救急は905件増 社会

火災は2件減 死者はゼロ

1月14日号

「地域創造大賞」を受賞

茅ヶ崎市美術館

「地域創造大賞」を受賞 文化

ユニークな企画が評価

1月7日号

官民連携しまちづくり

浜見平地区

官民連携しまちづくり 経済

4者協定を締結

1月7日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月14日0:00更新

  • 12月17日0:00更新

  • 11月26日0:00更新

茅ヶ崎版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

茅ヶ崎人の芸能を紐解く

ゆかりの人物館

茅ヶ崎人の芸能を紐解く

開高健記念館でも企画展

10月29日~3月27日

茅ヶ崎版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

茅ヶ崎版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2022年1月21日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook